先日、私が恒例にしています、みそぎの滝修業に行きました。
今回は、例年と違い、「西日本硬式空手道大会」が宮崎県で12月に行われるので
其の表紙を飾る為の写真をとる為に、「神武天皇の孫(建磐龍命)が九州統治の際に
立ち寄って国見をされたという言い伝えが残る丘」に朝4時に向かいました。
6時ぐらいに着きましたが、こんな時間に酔狂なものは私ぐらいだろうと思っていた所
すでに、駐車場のほとんどが埋まっていました。
観光客の人たちと、カメラマニア❔のような人たちとで埋まっていました。
特に中国からの方々が多くいて、日本人が数名だったので中国に観光に来たような錯覚を覚えました。
パワーがもらえるような写真でしょう。しかし、この日の気温は7度ぐらいで、風が吹いていたので体感温度は
もっと低かったと思いますが、私は深く考えずにジャージの下にTシャツ1枚で行きましたので、寒さに凍えまし
た、しかし、この場を離れると撮影スポットが他の人に奪われてしまうと思い、その場で駆け足をしたり、ストレッチ、空手の基本のような事をして寒さをしのいでいましたが、気が付くと私の周りにに人がいなくなっていました。私の勝利です。そのような過酷な状況で撮った写真ですのでご利益が皆さんにあるはずです。
毎年私が1年の締めくくりに言っている、「銀鏡の滝」です。宮崎市内から約2時間ほど西米良村の方に行ったところです。最初の頃は、弟子の人たちもついてきていたのですが、最近は一人で行っています。声をかけてもなぜか仕事が忙しいです、との決まった答えが返ってくるようになったこの頃です。しかし、宮崎にはこのように自分を鍛錬し、武を極めるためには最高の場所があります。何を、どのように稽古をするかは自分次第ですが、武道に携わっている方々は、たまには神聖な場所で自分を見つめる時間も必要ではと思います。ただ、みそぎをしても私の煩悩は亡くなりません。悟りの境地はまだ遠くにあるようです。