幼年パワー

最近感じる事で、ここ十数年生徒に子供たちが増えてきた事は明らかですが、最近特に幼年の子供たちが多くなって来ている。4歳、5歳、6歳、小学生とだんだん幼年化してきている。以前は5歳位の子供は、父母の方々が連れて来て、2~3回来てやはりまだ難しいですと言う子供が多かったのだが、最近来ている子供を見ていたら4歳、5歳の子でも休まずに来て、大きな声を出している事に気がつきました。こちらの対応の仕方も以前より色々と工夫をするようになっている事もあるかもしれないが、しかしある意味小さい子供の方が素直で指導のい方を考えれば、挨拶や礼儀などは照れずにしっかりとできる子供が多くなって来ています。特に年上の子供たちに、下の子供たちの指導(ミット持ちや元気づけぐらいだが)をさせると、上の子もそれなりに責任を感じて、下の子は大人が言うより楽しそうに言う事を聞いて真似をしている。この姿がある意味日本人の立て社会ではないかと思う。先輩が後輩の事を面倒をみる事で、責任感や甘えの構図がす越すずつ変化をし、お互いに成長するこれが私の理想とする所の一つだと思う。少し気になるのが、女の子の方がすべてにおいて元気が良い、男の子は甘えん坊が多い、そしてせっかく身についてきたものを勝手に周りが判断をして、自分たちの思いこみなどで、ダメにしていくケースもよく見ます。特に以前から言っていますが、空手道を単なるスポーツと勘違いをして、大会での勝ち負けにこだわりすぎて、勝つときは一生懸命になって帰ってからも試合の練習をさせて、負けが多くなってくると親の方も熱が冷めてやめてしまう。そお言う子たちはせっかく礼節を覚えても、大きくなるにつれ声も出ない、挨拶も大きな声でできない子になって行くのを大勢見てきました。そお言う時にこそ親が背中を押してあげたり、先輩たちが相談に乗ってやったりすることこの関係を構築する事が何より大切な事だと思います。それは小学生や中学生だけでは出来上がりません、私もまだ途上です。私は、人間は弱い生き物だと思っています、だからこそ継続をさせて自信をつけていく必要があるのではないかと思います。躓く事もあれば、挫折をすることもあります、そんな時にこそ空手道が自分の支えと自信になるだろうし、なって欲しいと切に思います。そして一緒に汗を流し、ある時は涙を流し、苦しい稽古にも耐えてこそ、生涯の友や仲間ができ、何かの時には助けてくれると思っています。日本人の心と精神をしっかりと身につけ、世界を相手に活躍するような、子供たちが出てくれることを楽しみにしています。その為には指導する私たちも、常に向上心を持って生きなければならないとこの子供たちを見ていると心から思います。