昨年の12月、世間では正月の準備などで忙しくしているさなか、
顰蹙を買いながらも友人と知覧に行きました。
上の砂浜は私の故郷の吹上砂丘です。ここから知覧は近くなので私は何度か行っていますが、
友人の坂本君がどうしても行きたいと駄々をこねまして知覧への旅となりました。
私も彼も思想的なものはなく、坂本君が無類の飛行機好きでそれも戦闘機が好きなようで、
宮崎の新田原航空自衛隊の航空祭などは前日から仕事を休み気合を入れて見に行くほどです。
学生時代から一緒ですが人と争うことは嫌いで、どちらかといえば内向的なやつなのですが
なぜか飛行機のこととなると普段にはないパワーを出します。
高倉健さんが亡くなりましたが、「ホタル」という映画があります、その舞台が知覧ですが、
そのロケで鹿児島の城山観光ホテルに宿泊をしていた高倉健さんと仕事で宿泊をしていた私
がホテルのロビーですれ違うという幸せに恵まれたことを思い出しました。
ヤッケに作業ズボン、長靴と私が身につけたら単なる浮浪者にしか見えないような服でもあの
人が着ると少し離れたところからでもオーラを感じました。やはり着る人が着ればどんな服で
も輝くことを知りました。そんな思い出に浸りながら知覧独特の緊張を感じて新しい年に向か
う気構えをしました。