6月12日に宮崎県硬式空手道選手権大会が開催されました。
開会宣言 士学館 高野
宮崎市 戸敷市長挨拶
宮崎硬式空手道連盟 桃井会長挨拶
九州硬式空手道連盟 甲斐会長挨拶
宮崎市議会 前田議員挨拶
宮崎NPOセンター 井上センター長挨拶
今年の大会は例年とは違い、熊本硬式空手道連盟から孔愛塾(伊藤先生)にも参加していただきました。今回、熊本・大分の地震で最も被害の大きかった益城町に住んでおられて、自らも我が家が全壊されたりと大変な時に生徒さん4名を連れての参加となり、改めて空手の絆の深さを感じました。
開会式のときに、戸敷市長から益城町の伊藤先生と子供たちに対して激励の言葉をいただきました。九州硬式空手道連盟を代表して、甲斐会長から支援金を渡していただき、士学育成会から前田会長・父母会代表の今村さん、荒武さんにミットやストレッチの道具などを渡していただきました。
伊藤先生からも「空手道をやっていてよかった、これからは宮崎と熊本の交流をもっと深く、そしていい関係を築いていきたい」との感謝の言葉をいただきました。天気はあいにくの空模様だったのですが、開会式からさわやかな風が吹いたようで気持ちよくはじめることができました。
甲斐誠審判部長からのルール説明および注意点
選手宣誓(仁武館)
形試合からはじまりました
組手・幼年の部からはじまりました
表彰式
閉会式
閉会宣言 士学館 高野
統括 鹿児島硬式空手道連盟 黒石先生
大会入賞者
大会役員
(※画像クリックで拡大)
士学館入賞者
宮崎硬式空手道連盟会長のコメント
今回もケガも大きなトラブルもなく無事に終えることができました。皆様方のご尽力のおかげと心より感謝しております。今大会は、熊本・鹿児島の他団体からの参加もありまして、内容の濃い大会になったと思います。この新たな絆を繋げていく為にも、これからの宮硬連としての活動にかかってると思います。
指導者の方も各自仕事を持っていますから大変だとは思いますが、指導する者が情熱を持たなくなったときは止めるべきだと私は思います。指導者に情熱が無くなると、ネガティブになり、不平・不満しか出なくなります。そういう人間から指導を受けるものは将来に夢や希望を持てなくなります。逆に指導者の方々にも夢や希望を持ってもらうのも連盟役員の責任だと思います。
先週の土曜日に宮崎県教育員会主催の「運動部活動指導研修会」に行って参りました。その時の甲斐先生の講義に色々と共感し、学ぶことも多くありました。
テーマは、「成功はハードワークしか生まれない」
直訳すると「猛練習」となるのですが、この意味を間違ってとらえている人がいると…先生曰く、「日本一になりたければ日本一の練習をしなければならないが、それがあてはまるのは高校生以上から」と言われました。
まだ精神的にも肉体的にも成長期にある小中学生に対しては「人間として努力することを教えるのが一番大切なことです」との事でした。私もこの事には共感しましたが、現在の傾向として、小学生に勝利至上主義を課しているところが多くなっていますが、その子供たちは小学校でやめてしまうことが多いようです。一度はじめたことはやり抜く気持ちを持たせることが大切ですし、武道はなおさら一生を通じて修行をしていくことが大事です。だから、武道には「道」という文字が付くと私は考えています。
ただ、小学生・中学生に難しいことやきつい練習だけでは嫌になってしまう事もありますので、その練習は何に向かってやるのか?明確な目標を示してやること、楽しさも嬉しさも感じさせてやることが大切だとおもいます。
先生がおっしゃいました。指導者としての心得。
1.手を抜くな 2.時間を惜しむな 3.情熱の火を消すな
です。
私も改めて道場生たちが「空手道をやっていてよかった」と言ってくれるようにやり続けていきます。何はともあれ今回の大会役員の先生方・指導員の人たち、お疲れさまでした。いつもありがとうございます。役員・選手、心より感謝しております。